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政治

いまだからこそ 日本の政治は 高齢化に即した政策転換を

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アメリカでは、4、50十代の人が人生の問題で悩んでいると「それ、ミッドクライシス(中年の危機)ではないか」と指摘されるようだ。

いまの日本も、経済成長から安定期に入り、人間でいう「中年の域」に差し掛かっている。体力や気力も落ちてきとり、若い頃のように、いくらがんばっても高度成長期(青年期)のような成長は見込めないと感じる。

さらに、原発やダムなど、成長期に無茶をしたツケは、いま頃になって回ってきている。社会は少子高齢化が進み、文字通り老いていく。これまで有効だった方程式が通用しなくなり、これからどうしたら良いのかわからなくなっている状態だ。

安倍晋三政権は、いまだに「成長戦略」なるものを前提として、打開策として「アベノミクス」などというもの打ち出したが、まるで衰えつつある肉体を、筋肉増強剤などのクスリを使って、筋肉をモリモリになり若返ろうとしている中年の姿を重ねあわせてしまう。

国民も、とりあえず株価が上がり円安になったのもだから、何となく若い頃の元気を取り戻したような気がしている。でも、筋肉増強剤や、合法ドラッグで若い頃の身体が取り戻せたと錯覚するのは、さすがにマズい。濫用しつづけていくと身体がボロボロ蝕んでいき、最後は下手をしたら命とりになるのだ。

だから日本は、高齢化が進む社会と同様に。政策や方針も方向転換し「いかに老化と付合いつつ、ベテランの味を出していくこと」ではないか。

思いつく6つのことを書き出してみた。

1)まず、経済成長することはすっぱりと諦め、経済の成熟を目指すことだ。つまり経済規模を大きくすることより、中身の充実度を高めていくことだ。

2)そのためにも活動のスピードをスローダウンすることだ。老いていくのだから、動作が緩慢になるのは仕方が無い。政治の世界では「迅速とスピード」なる言葉がもてはやされているそうだが、これは実際の日本にはそぐわない。むしろ熟練が必要なのだ。いままで一年で無理をして片付けていたプロジェクトを、五年、十年かけて行うつもりが丁度いい。

3)同時に、成長戦略で痛めた部分に手当を施すことも必要だ。例えば、ダムや道路、工場や発電所などで壊された自然を取り戻していく活動に注力し、資本と力を注ぐ。あるいは、経済成長の犠牲になり使い捨てられている労働者たちの復権と包摂。崩壊してしまった地域共同体の再生など、長年の無理がたたって生じたガタを癒すために、やるべきことは山ほどある。

4)国とい巨大なシステムを一気に変えようとするのは難しい。だが、地方自治等の小さな単位での改革なら可能だ。現に杉並区などの行政は参考になる。杉並区の人口でも88万人住んでおり、小国に匹敵する。日本を変えるのではなく、自分たちが住んでいる目の届く規模で行えば、ずっとやりやすい。

5)そして、住人や子供たちに教育や芸術に触れる機会を増やしてあげることも必要だ。既成の世界観や価値観に風穴をあけ「世界の見え方」を更新し、リセットすることが必要である。

6)最後だが、歳をとった身体が激しい競争に晒されるのは辛い。競争よりも恊働、収奪よりも支え合い、量よりも質をモットーとすることだ。それが結果的に、画一化による息苦しさを和らげ、想像力や多様性を育むことにつながる。

日本は、戦後の高度成長期から、いまは成熟期に入っている。
我は、それを自覚し、自分たちで考え、行動することが必要かと思う。

想田和弘「これからどうする」より転載
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